俺もチビの頃、東能代の祖父母の家に行くのに上越新幹線+白鳥3号が定番だったな。


一度、東能代まで一人で行きたいと親にダダこねたら、じゃあ新潟までならいいよって事になり、新潟まで祖父が迎えに来る事になった


新潟の乗り換え口のとこで青いリュックに真っ赤な広島カープの野球帽かぶって走って来る俺を祖父が目を細めて迎えてくれたな


新潟〜新発田間は車内を探検してあつみ温泉辺りから日本海の夕日を見ながら食堂車ってのが俺の定番で祖父も嫌な顔せずに付き合ってくれた。食堂車では祖父が向かいでビールを飲み、俺はカレーを食べた。


車窓もすっかり暗くなり、酒田手前辺りから段々飽きて、ウトウトして、目が覚めたら秋田。あぁ、今年も来たなと実感して東能代に着くと田舎独特の雰囲気に包まれる感じがした。


少し大きくなって鉄知識もそれなりになった頃、東能代から祖父が新潟まで迎えに来るという事は物凄いシチ面倒くさい事だと実感した。おそらく、朝一白鳥で新潟まで迎えに来て、白鳥で俺を連れ帰ったんだと思う。因みにこのコースは祖父がもう一回、祖母も二回付き合わされた


また、更に大きくなって初めて彼女が出来た時も二人で白鳥に乗った。食堂車もなくなって、編成も短くなってたけどやっぱり特急白鳥だったな。


ボチボチおっさんになった今も祖母が健在でたまに行くのだが秋田からいなほの最終に乗ると色々思いだす