>>97
これは、鉄道郵便が廃止された年の61年12月、能登線廃止後に転換
する第三セクターのと鉄道が保存活用するため引取る話が持ち上が
ったため、長駆青森から能登線甲駅に回送されて留置されたと判断
されます。後の状況からするとそうとしか判断できず、でなければ
どこかで解体されてしかるべき車両がわざわざ奥能登に置き場所を
求めなくてよいわけです。しかも運用されていたのは、東京北海道間
ですからなおさらそう感じます。
生き残った要因のひとつは、のと鉄道が保管し続け、しかも線路保守
機械等の留置線として使用していた甲駅側線の先端で、置いていても
支障がなかったことから13年間の長きにわたり存置されていました。
その後「ふるさと鉄道保存協会」が譲渡を受け保存活動を開始して
現在に至るものです。