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鉄郵を離れて以来、局の輸送作業に従事していないので現代との対比は語れませんが、
「有証一条、オレンジ一条」というのは当時はありません(少なくともS55年までは)
まず、書留小包が決して少数だったわけでなく、大阪小包から鉄郵に届く郵袋には封
かん付きはそれなりにありました。ただ、締切郵袋取扱い上では有証無証の区別は要
しないから書面にも書き分けしません。
唯一、乗務員開被郵袋から出てくる小包については書留は差し立て時に送達証を書き
ますし、送致証には締切欄の上に別わくで乗務員開被欄があって、ここに書き込む車内
差し立て郵袋に限っては有証、無証を書き分けました。
当時、鉄郵に準備されていた看板の印刷は次の種類がありました。
@通常有証(まっ白け)
A通常無証(@に無証印がある)
B通常速達有証(上に赤線2本)
C通常速達無証(Bに無証印がある)
D速達小包有証(○コ印あり)
E速達小包無証(Dに無証印がある)
F小包有証(赤十字)
G小包無証(Fに無証印がある)
H航空速達有証(青色)
I航空速達無証(Hに無証印がある)
自分は通常担務者で郵袋開閉、通常継越が専任でしたので乗務かばんにはこれら看板を
フルコースで準備し、乗務便の作業により数は違いますが最大200枚ほど携行しました。
また、受渡(小郵袋継越)、速達の各担務者もみずから必要な看板を準備、使用し、
通常有証、速達無証について数量が多い局宛ては通常担務を素通りして開被、差し立て
をしていました。