今の様に速達を航空機で運んでいないで、
新幹線もなかった頃は、
各方面への一番早い接続列車(特急又は急行)の
郵便車側面の差出口に速達分の切手を貼って出すのが最速だった。

大きな会社の庶務課とか文書課では、
急いで届ける書類が出ると、
年配の主みたいな物知りが、時計をチラッとにらんで、
小使いさん(使いっ走りボーイさん)に、 例えば
「東京駅21時30分急行筑紫××番線、九州行き速達5通」
なんて怒鳴っていたそうだ。
それにも使える『定期入場券』をいつも持っていて。