>>185 >>186 >>187
私は見たことないのですが、オハユニ63/64も荷物郵便扉が共用
だったのですね。>>187さんがおっしゃるように横川のオハユニ
61は別々の扉で仕切りもあります。(先日見てきました)
扉が共通なら、キハユニ16同様に車内に仕切りなしと申せまし
ょう。言うなれば、そのときどきで、郵便車か荷物車かどちら
かに使いなさいということです。同じ部屋で陣地を分け合い、
郵便、荷物の両方を運ぶということはないと考えていただいて
差し支えありません。それは59年2月で扱便廃止後、護送と締
切便だけになった後も同様です(明治初期や戦中混乱期のこと
は知りませんので原則論として) 郵便室と名のつく使い方を
するときは共用車であろうと代用車であろうと、国鉄職員と言
えども郵政部外者として立入禁止となります。


蛇足ながら、荷物車内に荷物といっしょに郵袋が積まれていた
ケースは小荷物託送のケースであり、郵袋には荷札がついてお
り、その郵袋は小荷物運賃が支払われた「小荷物」に過ぎませ
ん。国鉄や近鉄、地方私鉄で散見されました。

きのくにキハユニ16のハ室には乗客は乗せずに空きにしていた
か、あるいは新聞をばさっと積んでいたのではないでしょうか。
撮影中に車内までは関心もって見ていませんが、あの座席で急
行料金を取っていたらひんしゅくでしょう。私なら料金を倍払
ってでもあのクルマの急行運転を楽しんだでしょうが。

あと、クモハユ74も憎めない三枚目でした。古い雑誌で走行中
の写真を見たのを覚えていますが、ハ室に立つ人の姿があり、
乗客なのか荷扱掛かわかりません。仕切りはアコーデオンカー
テンでして、ハ室に乗れば郵便作業はまる見えで、房総ミニ周
遊券か何かで房総半島一周作業見学で1日明け暮れることもで
きたでしょう、と最近まで思っていましたが、ロングシートは
あったのに客を全く乗せなかったとしたら、クモユニでもよか
ったのにと思われます。もし
 「郵便or新聞輸送or客室のすべてに使おうという意図」
で、場合により使い分けするのなら、日によっては仕切りせず
に全室客室(郵便室部分立ち席)として使ったのでしょうか。
もし私の地元に時間を決めてそんな電車が走っていれば、当時
の私なら中学の学生帽に〒マークをつけて詰め襟制服でニセ郵
便物とシーツを改造した布袋を持参して乗り込み、車掌の制止
も聞かず、鉄道郵便乗務員訓練をしたでしょう。事実、播但線
や加古川線等でキハユニの郵便室が回送扱いの列車に乗ると仕
切り扉を開けてそっちに乗ろうと企てたがいつも鍵がかかって
入れず残念がっていました。(中学生のときからそんなことし
ているから今になって郵便車にしがみついている…)
以上長文スマソ