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新幹線博多開業後の関西ブルトレは夜行列車凋落のはしりだったかもしれません。
ブルトレブームに沸きかえっていた東京発ブルトレや、増発が盛んに行われていた
東北方面夜行特急を尻目に、新聞では空気輸送などと書かれていました。
具体的な乗車率はわかりませんが、2段ハネ化もむなしく、関西ブルトレの
トップを切って廃止された「安芸」の乗車率が10%くらいだったと聞いたことが
あります。当時中学生だった自分の頭で考えても、新幹線で3時間かからない
関西〜山口県内の夜行需要などありえないと思っていましたから、当然だと思っていましたが
九州まで行く「あかつき」「彗星」などは昨今の「富士ぶさ」よりははるかに
高い需要があったのでは?と思います。
ちなみに14系座席車で運転されていた「阿蘇」や「雲仙」をよく見ていましたが
8両の指定席は完全に無人、4両の自由席に2割程度といった乗車率でしたよ。