豊田織機、豊田鐵郎会長と大西朗副会長が退任へ…エンジン性能不正も「引責辞任ではない」

トヨタ自動車グループの豊田自動織機は29日、豊田鐵郎会長と大西朗副会長が6月の株主総会で退任すると発表した。豊田織機では、ディーゼルエンジンの性能試験を巡る不正が発覚しているが、同社は「経営基盤の強化が目的で、引責辞任ではない」としている。

豊田氏は相談役に、大西氏は代表権のない取締役に就く。豊田氏の後任の会長には、トヨタの寺師茂樹エグゼクティブフェローが就任する。大西氏の後任は置かない。昨年6月に大西氏の後任として社長に昇格した伊藤浩一氏は続投する。