劣悪な処遇に邁進するこの会社に不平を言ったり、ある日忽然と去っていった転職者を妬んだりしている間も時間は過ぎてお前らは老けていく。
やがて老いぼれて振り返ったとき、お前はただ死んでいないだけの無意味な人生を過ごしたことに気付く。
もっと能力があれば、もっと運があれば、もっと先見の明があれば、後悔先に立たず只来世を期待して孤独に人生の幕を閉じる。