トヨタ自動車は15日 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要低減によりグループ会社を含む国内の完成車15工場で6月の毎週金曜日に計4日間の稼働停止日を設けると発表した。
さらに7工場10ラインは各週の水、木曜日にかけて2〜7日間稼働を止める。6月は当初計画の4割にあたる12万2千台を減産する。トヨタは稼働停止により国内工場で4〜6月にかけて25万台程度減産したことになる。

ハイブリッド車「プリウス」などを生産する堤工場(愛知県豊田市)第1ラインは4、11、18、25日の4日間稼働を止める。
大型SUV(多目的スポーツ車)「ランドクルーザー」などを生産する田原工場(愛知県田原市)第1ラインは4、11、18日の3日間稼働停止にする。
小型車「アクア」などを生産するトヨタ自動車東日本の岩手工場(岩手県金ケ崎町)と
バス「コースター」を生産する岐阜車体(岐阜県各務原市)第2ラインが最も長く7日間止まる。

昼夜二交代制を昼間だけの稼働に切り替える減産は
従来5〜6月としていたが最長8月まで期間を延ばす。
「ランドクルーザー」を生産する日野自動車羽村工場(東京都羽村市)第1ラインは5〜7月まで
岐阜車体第2ラインは8月まで
第1ラインも新たに6〜7月は昼間のみの稼働にする。