証券取引等監視委員会と警視庁が、合同でストリームなどの家宅捜索を行った
のは、昨年10月である。

14年2月頃からストリーム株が急騰、100円台の株価が同年9月には500円を
超えたが、そこには直前の株価を上回る価格で連続して買い注文を出して
吊り上げる株価操縦があったとされた。


以来、約1年の捜査が続けられ、捜査2課は、10月12日、高橋利典(69)、笹尾明孝(64)、本多俊郎(51)の3容疑者を逮捕、15日には、主犯格の松浦正親容疑者(45)を、翌16日にはシンガポール在住の佐戸康隆容疑者(58)を、18日には
その仲間の四方啓二容疑者(46)を逮捕した。

最初に逮捕された3容疑者は、業績不振企業に取り付き、増資などの際、
経営陣に食い込んで株価操縦、インサイダー取引などで稼ぐ反市場勢力である