俺は同性愛者であって性同一性障害者ではない。
ただ、性同一性障害者は、要は自分の性認識が生物学上の性と一致しないってことか?

自分の性別がよくわからない人がいるように、自分の利き手がよくわからない人間もいるのではないだろうか。
人間には必ず利き手が存在すると仮定しても、それは医学上の話であって、自我の中では自分の利き手がわからないという人もいるだろう。

俺は、字を書くのは左手で、ご飯を食べるのは右手だが、細かい作業は右手で行なうから右利きだとは思う。
しかし、パソコンのマウス操作は左手でなければできないし、長時間手を使用する耐久性を要する作業は左手でないとできない(携帯電話で長文のメールを打つとか)。
だから自分がどちら利きなのかよくわからない。

性別でも「半陰陽」といった、男とも女ともいえない性があるように、
利き手利き足にも、「右利きとも左利きとも言えない」って例が至極稀にはあるんじゃないかな。