ソニー社員自殺、高裁も労災認めず 「退職強要」も一転否定、父「息子は侮辱された」
2/22(木) 18:21配信 男性の父親 2010年8月に自殺したソニーの男性エンジニア(当時33)
の遺族が、パワハラや退職強要が原因なのに労災が認められなかったとして、国に判断の
取り消しを求めた訴訟は2月22日、東京高裁(甲斐哲彦裁判長)で控訴審判決があり、
一審に続いて遺族が敗訴した。上告する予定だという。
一審は、一部暴言や退職強要を認めたものの、その心理的負荷が労災の認定基準に足りない
との判断。これに対し、今回の判決はそもそもの「退職強要があったと認めることはできない」
というものだった。
認定基準を不当として争っていた遺族側は「裁判所は論点から逃げた」と憤った。
●自殺後、上司からのメール「もっと打たれ強いと思っていた」
男性は、大学院卒業後の2004年にソニー入社。左手のマヒによる軽度の身体障害(6級)、自閉症スペクトラムなどの障害があった。採用したソニーは男性を法定の雇用障害者の人数に含め、雇用調整金(毎年約2000〜3000万円)を受け取っていた(障害者雇用促進法)。

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