では大仲と浅田はどうか。両者のシーンはともに前半で、
左のレーンの投球だが、ボールの軌道と両者の表情を
見れば、実力差は歴然としている。ボールの軌道、大仲の
極めて大外から、レーン1/4ぐらピン手前で急激に軌道
が「変わり」、直線的にポケットに「入った」大仲の軌道と、
ボールの回転と力を保ちながらポケットに入れた浅田の
軌道では、どちらがボールを操ったうえでのストライクだ
っていたのかは一目瞭然。ストライク直後の表情も、浅田
のほうが確証を持って投げていることがうかがえる。やは
り、大仲が最下位で、終盤は浅田VS川アという展開と
みるのが妥当であろう。ではその勝者は。こうなると番宣
と投球順を照らし合わせれば、答えは導ける。「しかし最
後に・・・・?」このパターンは、最後に失投があって、準
決勝進出を逃したということ。浅田と川アは10フレで交
互に投げ合う、正に直接対決。浅田と川アのどちらが失
投するかで勝敗は決まる。考えすぎて詰めを誤るパター
ンは浅田。投球の引き出しの乏しさから勢い余って失投
するパターンは川ア。どちらも考えられるが、Cグループ
のさくまりのスコア222を見ると、パワーボールで少々の
失投も結果オーライとなる川アに分があると見たい。浅田
は勝利を欲しがって、考えすぎての失投。勢いで投げ切
った川アが、準決勝進出をはたした。



川ア由意が  プロ5年目で果たした新人戦優勝の偉業
Pリーグ収録はその前であり  今回のオンエアでは
タイムリーな話題とはならなかったが
その輝きと  得たものの大きさは
次の凱旋シリーズで  増幅されて祝福を受けることだろう

川アは  憧れの存在として   3人の先輩プロボウラーの名をあげた
吉田真由美   姫路麗   寺下智香
その陰で  川アが強く惹かれ
自分が女子プロボウラーの道を志すに至った
伝説の女子プロボウラーがいたことは
ほとんど知られていない

ダイナミックな投球で一世を風靡し
トップトーナメンターとして  輝かしい成績をおさめたものの
手首の故障が悪化し  やむなく引退するに至ったが
その辞め方の不自然さから  アンタッチャブルな存在として
女子プロボウリング界の歴史から封殺されている

メディア越しに見た    トッププロの階段を上りだした川アの姿を  
伝説の元プロボウラーは
かつての側近の1人にこう語ったという

とにかく由意が好きなのよん♪

川ア    1.9
浅田    2.0 
大仲    4.6