ざくざくアクターズ【part148】
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らんだむダンジョンの作者はむすた氏の新作フリーゲーム。
たくさんのキャラを仲間にして、拠点や会議を賑やかにしていくゲームです。
8人PT制という、ちょっとした変化球で、多いキャラも安心。
基本的にはストーリーを進めていけば、仲間は自然と増えていきます。
現在の最新Verは 1.33(18/03/08更新)
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ざくざくアクターズ【part147】
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/gameama/1521189431/
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ざくざくアクターズ SSスレ
https://mao.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1424604291/ >>825
荒削りですまん、こんな感じでいいか？
(前回の嘘から約30分経過…そろそろですかね)
バンッ
「メニャーニャ！聞いてくれ！」
「…気持ちいいくらい予想通りに動きますね先輩は」
「へ？」
「なんでもないです、今度は何ですか先輩。
筋トレしてるこたつドラゴンさんでも見ましたか？」
「あ、そりゃ確かに見てみたい…って違う！
おほん…実は私、シノブと付き合うことになったんだ」
「………は？」
「付き合うって言っても、フィールドワークに付き合うとかそういうオチじゃないぞ。
男女の付き合いね。私達の場合女女だけど」
(え？男女の付き合いって…えぇー……)
「はぁ…先輩、すみません」
「お、なんだよいきなり謝るなんて。もしかしてショックを受けて…」
「今までみたいに騙されたふりをしてからかいたかったんですが…
シノブ先輩巻き込んだ挙げ句そのレベルの嘘って…正直どん引きです」
「おーい！？」
ガチャッ
「もう、メニャーニャもあまりエステルをからかっちゃ駄目よ？」
「あれ、シノブ？」
「廊下を歩いていたら、2人に名前を呼ばれた気がしたから、ね」
「シノブ先輩からもなんとか言ってやってくださいよ。
デーリッチさんレベルの嘘しかつけないこの先輩に」
「デーリッチにも私にも失礼だろその言い方！」
「あら、エステルは嘘なんて言ってないわよ？」
ギュッ
「お、おい…！しのｂ」
(……待てよ？これはシノブも協力してくれるってことだよな？
好都合だ、これならメニャーニャにも一泡吹かせられる！) 「シノブ先輩まで悪乗りしないでくださいよ。
大体それなら、どうしてわざわざエイプリルフールになってから発表したんですか」
「あら、分からない？メニャーニャの反応を見たかったからよ」
「私の…？」
「ええ。
ハグレ王国に来て色々な出来事はあったけど、同性同士が付き合うのはショックの次元が違うじゃない？
しかもそれが親しい先輩2人だった…なんてことになったら尚更ね。
だから受け入れてくれそうなら良し、無理そうならイベントの悪乗りってことにすれば角が立たないかなって」
(お、おお…流石シノブだ。打ち合わせもしてないのに説得力が凄ぇ…！)
「…そもそも、どうして私に言うつもりになったんですか？
今までどおり、隠しておけば良いじゃないですか」
「秘密にしている罪悪感から逃れたいって思うのは自然なことじゃない？
なるべくなら親しい人には受け入れて、祝福して欲しいわ」
「それに…メニャーニャは私達と近いし洞察力もあるから、隠し通すことは難しいって思ったの。
私はともかく、エステルはすぐにばれちゃいそうだし」
「確かにそうですね。シノブ先輩ならまだしも、エステル先輩には…」
「二人の中で私のポジション低すぎないか！？」
「しかし、どうしてエステル先輩なんですか？
シノブ先輩なら、能力的にも性格的にもそれこそもっと良い相手が…」
「おい、後輩おいっ！」
「確かにエステルはガサツだし、雑な所もあるけど、そこが可愛いのよ？
昨日も歯に青のりを付けたまま3時間くらい喋ってたし」
(あ、わかった。これ騙してるフリして私がからかわれるパターンだ！) ―――少女からかわれ中………
「まったく…いい加減に学習して下さい。
エステル先輩は根本的にこういうイベントは向いてないんですよ」
「うぐぐ…事実だから言い返せねぇ…
なんて可愛くない後輩だ」
「あらエステル、そんなこと言っては駄目よ。
メニャーニャも可愛い所が一杯あるじゃない」
「例えば？」
「そうねぇ…メニャーニャ、ちょっといい？」
「何ですか？急に顔を近づけ、て…！？」
ﾁｭｯ
「こうやってスキンシップすると、動けなくなる所とか」
「………」
「なっ……なななな」
「うふふ、それじゃあね。
エイプリルフールだからって、あんまり嘘をつきすぎちゃ駄目よ？」
ｶﾞﾁｬｯ…ﾊﾞﾀﾝ
「おーいメニャーニャ、生きてるかー？」
「………」
「駄目だこりゃ。
………童話よろしく、私がキスしたら目が覚めたりして」
ﾄﾞﾝｯ
「ハートブレイクショッごふぅっ！？」
終わり
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