荒削りですまん、こんな感じでいいか?
(前回の嘘から約30分経過…そろそろですかね)
バンッ
「メニャーニャ!聞いてくれ!」
「…気持ちいいくらい予想通りに動きますね先輩は」
「へ?」
「なんでもないです、今度は何ですか先輩。
筋トレしてるこたつドラゴンさんでも見ましたか?」
「あ、そりゃ確かに見てみたい…って違う!
おほん…実は私、シノブと付き合うことになったんだ」
「………は?」
「付き合うって言っても、フィールドワークに付き合うとかそういうオチじゃないぞ。
男女の付き合いね。私達の場合女女だけど」
(え?男女の付き合いって…えぇー……)
「はぁ…先輩、すみません」
「お、なんだよいきなり謝るなんて。もしかしてショックを受けて…」
「今までみたいに騙されたふりをしてからかいたかったんですが…
シノブ先輩巻き込んだ挙げ句そのレベルの嘘って…正直どん引きです」
「おーい!?」
ガチャッ
「もう、メニャーニャもあまりエステルをからかっちゃ駄目よ?」
「あれ、シノブ?」
「廊下を歩いていたら、2人に名前を呼ばれた気がしたから、ね」
「シノブ先輩からもなんとか言ってやってくださいよ。
デーリッチさんレベルの嘘しかつけないこの先輩に」
「デーリッチにも私にも失礼だろその言い方!」
「あら、エステルは嘘なんて言ってないわよ?」
ギュッ
「お、おい…!しのb」
(……待てよ?これはシノブも協力してくれるってことだよな?
好都合だ、これならメニャーニャにも一泡吹かせられる!)