だが、局面確率は常に同じであるという絶対法則に盲従している限り、攻略法は見えてこない
縦ツラも横ツラも3もくめ以降は狙ってはいけないのだ。正確に言えば、スキルがないうちは狙ってはいけない
ツラが切れた時、このトランザクションポイントだけを狙い続ける。そこを狙い続けていれば全体像が見えてくる
全体像が見えてこなければスキルは身につかない。同じことの繰り返しの中でしか、全体像は浮かび上がらないからだ

稀にしか起きないシューがいつ起こるのか、そんなことを予測するのは不可能である
不可測である。だから、そろそろ10本ツラ到来かなとか、そろそろ地雷を踏むかなとか、予想はできない
予想可能なのは、頻繁に起こる事象だけである。同じことが何度も何度も繰り返される部分
そこだけを見て経験を自覚化するのである。同じことが繰り返されてることをギャンブラーは見落としている

なぜなら、自覚化に至る道のりは単調でつまらないからである
脳内興奮物質もほとばしらない。自覚化して開眼するまでは、当然持続的な勝ちもない
人は楽しくないことには熱意を傾けられない。しかし残念なことに
カジノゲームは楽しいことの先に、攻略の道は繋がってないのである。楽しさの向こう側にあるのは大勝か破産

だから思う。いったい何人が、この退屈極まる穴掘りを続けて金鉱に辿り着けるのかと
カジノの壮大な建物は、大勢の人々が楽しんだ対価として捨てられた金で作られている
楽しさの先に、継続的な勝ちはない。だが、これだけは言っておこう
持続的に資金の1%を毎日連勝できるスキルがあれば、100万は1億になる。1億は100億になる
残念ながらテーブルリミットのために100億は1兆にはならない。100億で我慢してくれ