6月前半 ELLE Saya

(全体)
6月を前に太陽がふたご座を、行動や戦いの星・火星がしし座を進み、「意見を言う」人がとても増えている気がします。
でも、その行動原理はしし座なので、主観的なところを感じます。
ちょっと自分勝手に出るときもあり、私も気をつけないといけないなあと思っています。

そんななかで迎える6月前半は、5月後半の気になる配置でもあった、火星と変容の星・冥王星のハードな角度はだいぶやわらいできています。
ただ、6月4日にいて座で満月が起こり、5日には愛と美の星・金星がしし座へ。

いて座も、しし座も火のエレメントの星座ですし、自由奔放さ、正直さを求めるいて座の満月において、自分の気持ちが見えてくるとともに、翌日からは、多くの人の自己主張が激しくなるかもしれません。

次のシフトは、11日です。
この日には思考や伝達の星・水星がふたご座へ入るとともに、「逆行」を続ける冥王星も、みずがめ座を去り、やぎ座に戻ります。

3月24日に冥王星がみずがめ座に入ってから、いったん「自由な時代が来た」と思っていた人も、ちょっと元に戻ってしまったように感じるかもしれません。

やぎ座の冥王星では、年功序列や上意下達の世界になりがちです。
上位者が下位者を押さえつけることもあります。

でも、来年には冥王星がみずがめ座にまた入り、またやぎ座に戻って、みずがめ座に入り切るというように、やぎ座の冥王星の時代は過去になっていきます。
もちろん、みずがめ座の冥王星の時代がバラ色のユートピアなわけではありません。
それでも、新しい時代が来ることを受け入れ、過去とも向き合い、整理する人は次の時代でも活躍していけるでしょう。

私たちの前にはきっとふたつの選択肢が用意されます。
そのとき、過去ではなく、今の自分にふさわしい選択がとても大切になるでしょう。

相手を押さえつけたい、自分が上だと見せたい。
そんな衝動は、過去の時代のもの。
フラットに関係を築ける人とともに、仕事や人生を創造していくことが大切なのだと思います。
いわば、「共同創造(コクリエーション)」の時代に備えていきましょう。