自衛隊生活の二年間でかなり切り詰めて300万円を作りましたけど、仮にそれで自衛隊をすんなりやめて
世界一周旅行を実現していたら自分の人生が具体的に開けたかというと、それは謎なのですが

当時そういうバックパッカー旅行が注目されていて、猿岩石(有吉が私と同い年)なんかは
テレビの企画でやってましたけど
欧州の両家の子弟なんかは若いうちにそういう経験を積むことが推奨されると聞いています

日本だとそんな経験があっても「君は面白い! よっしゃ、雇う!」とはなかなかならないわけで
再就職に特に有利にはならなかったでしょうし、自分の思い出や自信になったとしてどうなったかは分かりません

ただ、自衛隊にいる間は本当に辞めたくて辞めたくて(やめれば良かったのですが)、稼いだ金も無意味に散在していただけでした
学ぶ気があれば得られるものは多かったのでしょうが、その気がないまま税金泥棒として居続けてしまって、とても後悔しました

父親の面倒を見ることは当然のごとく義務として課せられているものだと思っていたし
(私が思い込んでいただけかもしれませんが)、自分の人生に納得がいっていないので結婚も考えられず
なんでも他人のせいにして過ごしていました。20年のうち10年は全くの無駄でした
せめて何年後にやめると明確に決めたうえで貯蓄でもしておけば良かったのですが

まあ、無理に居続けていたら気分によって自殺していたかもしれず、早期にやめていたら就職氷河期で食い詰めたかもしれないので
総じて悪くはなかったのだと思うようにしていますが