月蠍に限らず相手と縁を切るって、本人にとってはよっぽどだと思う。
実際に月魚がついていた嘘は酷すぎた、笑って済んだり許される内容ではなかった。
月蠍が一瞬見せた淀んで据わった目は、怖すぎた。
それでも月魚の前では声も荒らげず穏やかで、キレてる素振りなく終始大人の対応をしていた。
後から聞くと、あの時点ではもう既に見限っている
嘘つきってあんな顔して饒舌だから忘れないように
嘘つきの生きる標本っ言ってた。