気心知れた友人とサシで旅行に行っている
俺は車を運転していて、遠くに海が見えている
天気晴朗、波は穏やか、砂浜は白く、海は青く、人はまばら
期待に胸膨らませながら車を走らせる
ふと気付くと、緩やかな右カーブの先が途切れて見えない
急な下り坂だ
エンジンブレーキを目一杯効かせながら坂を恐る恐る下る
友人が心配している
下りきると二人ともいつのまにか車から降りていて
海に続く道の両端に立派な半露天風呂があった
お湯はなみなみ溢れ、無色透明でぬるそうだ
すぐにでも入りたい
海とどちらを先にするか迷ったところで夢が覚めた