時々、天体が特定のハウスに集中している「とても偏った」ホロスコープを持ち、それを「とても自慢する」人がいますが
私の経験上、ホロスコープ内での天体の偏りは、一極集中することの方が多く、均等に配置されることの方が少ないように思います。
一極集中の場合は、本人の興味や関わる分野がそのハウスに集中するので、本人の自覚としては「ものすごく偏狭なアタシ」になるようなのですが
実際には「偏っていない人間」という方がとても稀なのです。

ですので、「偏りの内容」は大して重要ではなく、それがひとつのハウスに集中していようが
ふたつみっつのハウスにばらけて偏っていようが、そういうことは「偏り方のちがい」なだけで、同じなのですね。
「よーするに、偏っているという点で同じ」というものです。

そして、これも私の経験上ですが、自分のホロスコープの偏りを「とても自慢する人」、というのは
実は「何でもいいから自分を自慢したい人」であり、実際には、「自分の凡庸さを痛いほど実感していて」
「それをコンプレックスに思っている人」なだけで、ようするに「何の特殊性もない、普通の人」です。