スピード不足が克服できない角田裕毅 表彰台もフェルスタッペンについていくのも厳しく、レッドブルで完全燃焼を目指す日々

 スピード不足という課題は本人が一番理解しているだろう。レッドブルレーシングの角田裕毅が、レーサー人生の岐路に立たされている。

 3月27日にレッドブルに2番手として昇格すると、最初のレースから12位、9位、リタイアを記録。これで3戦連続4強チームの最下位、獲得ポイントは2にとどまった。

 
「現実的に考えれば、来季残留は極めて厳しい。角田が渡り歩いてきたチームはスピードを向上させようと、技術面、精神面で色々な助言を送ってきましたが、なかなか結果に結びつかない。24歳という年齢を考えると、今後の伸びしろに期待する立ち位置ではなくなっている。スーパーフォーミュラが現実的な選択肢になりますが、現在はそのような情報が流れていません」(藤浪を取材するスポーツ紙記者)