ローソンの強みは多少のオーバーステアを最小限のラップ減少で抑えきる事らしいな。
だからレース本番でリアタイヤが垂れて来ても、あまり苦にならないそうだ。

エンジニアの話によると、彼はオーバーステア・アンダーステアで文句を言う事は一度もない。
何故ならそれを感じ取れば次のコーナーから即座に修正してくることだ。
これはDTMで培った彼、独特の経験で、どうしてこんな運転にしたの?と聞いても本人にも言葉では説明できないそうだ。
いつから?と聞くとDTMからだと。
嫌な挙動は即座に次のコーナーから消し去らないとミスしてスピンしてしまう。ただ、それを即座に抑えたいだけだと
笑って伝えてくるという。「だって思うように走れなくなってるのにそれは即座に修正するでしょ」と。

予選を含め一発の速さはおそらく無いだろう。だが本戦のしぶとい走りはレットブルでは通用するのかもしれない。