レッドブル・レーシングの首脳陣は、計6チームが2022年の上限予算を超過し、財務規定違反となる可能性があると考えている。
その背景にあるのはインフレとエネルギーコストの上昇だ。

レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコはAuto Motor und Sportとのインタビューの中で
「現状では6チームが超える状況にあると思う。インフレ、特にエネルギーコストに関しては算出可能な域を超えている」と語った。

チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも同意見で、その背景に「エネルギー価格の指数関数的な上昇」があると指摘しているが、
あくまでも違反の可能性があるのはライバルチームで、レッドブルは規定遵守に自信を持っていると主張する。

ホーナーは「その多くがF1コミッションの会議で発言しているが、幾つかのチームは今年、キャップを破る可能性がある」
とする一方で「我々が2022年のキャップを超える事はない。そう考えている」と語った。