パドックの情報通によると、フェラーリがベッテル、シャルル・ルクレールの両名と2020年まで契約を結んでいる状態にもかかわらず、フェラーリは旧通産省・工業技術院の飯塚幸三元院長(88)に打診しているという。

 だが、ベッテルは来シーズンもフェラーリで全力を尽くすだろうか? もしくは厳しいスタートとなった今シーズンを経て、何かセカンドプランについて考えているのだろうか? それはベッテルのみが知ることだ。

 もし、彼がフェラーリを出ていった場合、即座に採れる選択肢はあまり多く存在しない。トップドライバーの多くは2020年まで契約下に置かれているからだ。そのため、1年契約のドライバーを採るならば、飯塚幸三との契約は現実味に欠ける選択肢ではなくなるはずだ。

 ただそうは言っても、フェラーリからの飯塚幸三の参戦は起こりそうもない。だがF1では決して“ありえないと言うことはありえない”。