https://jp.motorsport.com/f1/news/Hona-PU-Gasly-oscillation/3190510/
ホンダPU、”少しの差”がガスリー車の振動生むも「支障ないレベル」に回復
今回ガスリー車に生じた問題も何かが故障したせいではなく、わずかな違いの積み重ねによって生じたものだと、田辺テクニカルディレクターは語った。

「モノが壊れてどうのこうのという訳ではなく、複雑なPUの制御が絡み合って、悪い方へ悪い方へいってしまったということです。乗り方や個体差、センサーの違いなどが積み重なっての結果です」

「サーキットでしかできない作業があるんですけど、その合わせこみのところでちょっとした差が出ていて、それが違うところに影響して、それがまた違うところに影響して……という形です。ですが、ガスリー選手がFP2であまり走れなかったこととは関係ありません」

 ハートレーの予選6番手という結果は、バーレーンGPとハンガリーGPでガスリーが獲得したのに続いてチーム3度目。彼個人にとっては自己ベストだ。またチームで6番手と7番手というのは、ホンダのF1復帰以来ベストでもある。

 これについて田辺は「Q2までで言えば、実力を出し切ってQ3に残れたなというストーリーで良いと思うんですが、Q3に関して言えばドタバタというか、ベスト(5番手以上)を更新しても良かったかなと思います」と話した。