参考までに覚醒剤の販売価格について


日本の覚せい剤取引の経路 違法薬物ビジネス(2017-04-03)
※一部抜粋

 覚せい剤の利用者は、1回0.02〜0.03グラムを使用します。極少量で、覚せい剤の効能を得ることができます。作用時間は2〜4時間です。
 利用者の購入時、覚せい剤は0.25gや0.3gに小分けにされた上で、小さいビニール袋の中に入れられています。
覚せい剤が入った小さいビニール袋は「パケ」と呼ばれています。1パケから利用者は購入することができます。
 単純計算すると、1パケで約10回分、覚せい剤の効能を得ることができます。末端小売価格は「1パケ=1万円」という分かりやすい価格設定の場合や、「1パケ=1万5,000円程度」という場合もあります。
 「1パケ=1万円」(1パケ=0.25g)の場合、覚せい剤1gの末端小売価格は4万円、覚せい剤1kg(1,000g)の末端小売価格は4,000万円となります。
金地金1kgの販売価格が450〜500万円(2017年3月時点)であることと比較すると、覚せい剤は「金地金の10倍」の価値があることが分かります。
 覚せい剤を「金地金の10倍」の価値に至らしめている要因として、違法薬物であること、加えてヤクザ組織の市場管理による「流通量の少なさ」があります。