ウェストストバルブ(ウェストゲート)は基本ブースト圧を一定のブースト圧にするために取り付けている。
決められたブースト圧になるとバルブが開き圧力を逃がしてブースト圧を安定させる。
圧力をウェストストバルブで逃がしているのはレギュレーションで定められた圧力にするためと
エネルギー変換するため。タービンサイズ、コンプレッサーハウジングとEXハウジングのサイズのバランスをとり
適切な出力向上と排気のエネルギー変換を目指している。

排気圧力と排気温度はターボチャージャーにとって大変重要事項です。

例エンジン回転数6000回転からブースとがかかるタービン
タービンサイズを大きくするとレスポンス悪化や立ち上がりが鈍い。
最大排気圧は上がるがエンジンが高回転にならないと排気圧力かからない。
排気圧力が上がらない=ブーストがかからないのでエンジンが回らない。
高回転にならないと排気圧力をウェストバルブを開いてエネルギー変換できない。
エンジン負荷は大きい。出力向上はエンジンがブローしなければ可能。
なるべくブーストのかかる回転数を維持しつつサーキット周回をしなければならず
ドライバーの負担は増す。

例エンジン回転数4000回転からブースとがかかるタービン
低中速の立ち上がりがよい。スタートダッシュやコーナー立ち上がりのレスポンスがよい。
トロロッソのドライバーがドライバリティーがよいというのはこちら。
排気圧力がすぐ規定の最大値に到達するがタービンサイズが小さいためエネルギー変換率も低い。
エンジン負荷は小さい。