フェラーリPUパワーアップの理由は、充放電を同時に行う独自システムの恩恵か
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今季中盤以降のフェラーリの速さ、特にストレートでの尋常ではない速さには、ライバルたちの誰もが「説明不能だ」と声を揃える。
空力的には、リヤウイングを極端に寝かせているようには見えない。
となればメルセデスをはるかにしのぐ、強大なパワーを発生しているとしか思えない。

以前から、フェラーリ製パワーユニットのバッテリーがかなりユニークな形式を採用していると言われている。
他のメーカーはバッテリーパックをひとつにまとめているのに対して、フェラーリだけはバッテリーパックを収納する容器をふたつに分け、それぞれ違う役割を与えているように見えるのだ。

フェラーリはこの方式を、2014年に初めて導入した。
そして今季のフェラーリの大幅な戦闘力向上に対し、どうやらこれらふたつのバッテリーが同時に充電と放電を行っているのではないかという仮説が出てきた。
それによれば一方はMGU-Kに回生エネルギーを送り、もうひとつがMGU-Hからのエネルギーを受け取っているというのである。