そういえばTWRが運用してたローバー・ヴィテスやジャガーXJ-Sも
やっぱり大排気量エンジン(ローバーの方は確かレンジローバーと同じアルミブロックのV8、
ジャガーは伝統のV12)だし、BMWもそれらほどデカいエンジンではないまでも
3.5リッター直6の635CSi(確かGr.4時代は630CS+ボルトオンオプション扱いでM1やM635用のあのM88)
を積んでたぐらいだから、
「どうせターボでも換算排気量で重くなるんだし、信頼性とパワーが両立出来る大排気量NAエンジンを
デカいけど空力がそれほど悪くないボディに積んで最高速を稼ぐ」
てのはM3やシエラコスワースみたいな「小さくて空力のいいターボカー」の時代になる前は
最大排気量クラスの一つの定番的方法論だったのかも。
ホールデンも元はオペルってことで空力に関しては結構進んでる方だったと思われるし。

86年のインターテックでのジャガーは確かデフが壊れてリタイヤしてるから
そういう意味ではホールデンのリア直結(で重くなるハンドルはパワステで対策)ってのは得策だったのかも…。
パワステ壊れたら大変は大変だけど、当時の水準でいえば全くレースにならない致命的問題でもないし。

そういえばTWRがジャガー2台に加えてさらに1台ローバー・ヴィテスを持ち込んで
インターテックの時点で既に赤池レーシングに売却した(確かTWRの支援も受けたことで手堅く上位で完走)けど
あの車もあの後どうなったんだろう…。