>>237
神なんていません、その残骸、システム的な大きな流れを残しただけだと思うのです

この世の全ての生き物、その辺の石ころも
そして自分も貴方も君も僕も俺もお前もアイツもそいつもみんなが神の欠片
小さな小さな神だとも言えます

神が死んだなら、いつか自分たちが作ればいい、なればいい
それが別に人類じゃなくてもいいわけです
違う形、違う特性や持ち味を持った、別の形になった新しい人類でいい

人は変われる、様々な可能性を一人一人が秘めている、
『こうあるべきだ』と戒めるだけの考えではなく
『こうもなれる』と示した、その可能性を失わせない為に神にも反抗したルシファー

神に隷属する大天使ではなく
多様性、可能性を司る、神にさえ反逆して全ての天使を巻き込んで戦い、敗れたルシファー

旧劇でリリスと同化した綾波レイが巨大化した際に
神や大天使ではなくルシファーの姿で描かれたのも、非常に良いですね

ただのキリスト教に媚び売る、光の勇者が大活躍wの安っぽいアニメと全く違う、
大きな視野と知識と達観、宗教さえ鼻で笑う、そんな庵野監督たちの
練りに練られた、アニメという子供向けのイメージのある概念を吹き飛ばした、新たな神話
それがエヴァンゲリオンだと思うのです