ゼーレに対する考察

その1 ゼーレの本来の目的
ゼーレの目的とはなにか?それは人類補完計画の遂行である。
それではゼーレが人類補完計画を提唱したのか?

否、ゼーレは人類補完計画を提唱していない。
机上の空論、ないし議題に上がったことはあるのかもしれないが、人類補完計画を提唱し実行に移そうとしたのは「碇ゲンドウ」である。

冬月:この一週間どこへ行っていた。傷心もいい。だが、もうおまえ一人の体じゃない事を自覚してくれ。

ゲンドウ:分かっている。冬月、今日から新たな計画を推奨する。キール議長には提唱済みだ。

冬月:まさか、あれを!

ゲンドウ:そうだ。かつて誰もが為し得なかった神への道、人類補完計画だよ。

ここで初めて人類補完計画が提唱される。
……それではゼーレの「本来の目的」とは一体何なのだろうか?


劇中でそれが示唆される台詞は「ほとんど」ないので、ここは時系列でまとめて考察したい。