ゴジラは無名の少年期〜DAICONフィルム時代からの
自分ならこう撮る、こんなゴジラが観たい、観せたい。が先にあったから楽だったはず

Qは、やらかした部分と説明不足な部分があるのに
三部作での完結が不可能、そこで腹を括って先の完結を考えた構成にすれば良い所を
普段以上に丁寧な説明や解説が必要なだった作品を
さらにパートを削って意味不明な部分が強調されてしまう
14年間の時間をすっ飛ばした事が相乗効果で悪い方に目立ってしまう形になった
悪く言えば独り善がり、自慰行為
いや、ただの部屋の隅っこでの体育座りか

新しいエヴァンゲリオンを観たい観客に、よっし観せちゃる!という部分が空回りした
泣き付いたのは古巣の先生、お師匠のジブリ
庵野の中で1番の成功、大きなステップとなった巨神兵
それを観せて観客の心を掴みたかったのだろうが、ここも滑った

ワガママで無計画で無責任な所だけが、強調、増幅されてしまった感じがする
それでも次回作を早めに出していれば良かったのに
自分に都合の良い巨神兵やシンゴジラには精力的に頑張るのに
都合の悪くなったQからは逃げる。そんな印象が強くなってしまったのが非常に残念

どんなエヴァンゲリオンでも失敗してもいい
自分の構想や表現に自信を持ってやってほしい
観客は変な作品でも堂々とした作者が出した作品なら、理解しようと努力もする

TVシリーズでやらかした時も
エヴァンゲリオンなんて3分で限界、観てらんない…と言った宮崎駿が
実際は、ちゃんと観ていて庵野を見守ってた
『悩みすぎるな、逃げちゃダメだ。じゃない、逃げろ』と心配までした
『庵野は血を流してエヴァンゲリオンを作ってる。』と適切な表現とフォローもしてくれてた

失敗して逃げ出したくても死と再生作っても間に合わなくて収まらなくて、
超絶的なスケジュールでスタッフ全員頑張ってEOEを作って完成させた

それがQの後は逃げちゃったから不満も出ている

鬱は本当でも言っちゃダメw
巧く表現出来なかった自分への怒りとかにすべきだったとは思う
逆境でアドレナリン出しながら乗り切るのが好きなのは分かる
ピンチがチャンス、シンでは頑張ってほしい