常々「エヴァについて多くは語らない」と公言している庵野だが、この日は上映にあたって同シリーズについて語る貴重な機会ということで会場の熱気も大いに高まっていた。

劇場は2種類作らせてくださいと言ったんです」と述懐。もともと庵野が意図していたのは、テレビ版の25話と26話を作り直したものを1本、

そして「(超時空要塞)マクロスの劇場版のように、テレビの世界観を捨てて、リライトして2時間で終わるようなエヴァンゲリオンを作る」ことを目的とした完全新作がもう1本だった。

しかし、庵野が精神的、体力的な限界を迎えてしまい、「完全新作の劇場版は角川さんに頭を下げてなかったことにしてもらった」という。
それでも庵野は、新作のプロットだけは書き上げていた

◎そこで、なんとこんな発言を!!!!

「もう言ってもいいかもしれないけど、そのプロットが『進撃の巨人』にそっくりだったんですよ」

「人類はほとんど滅びて、こもっているんですよ。そこに橋が1本あって、その橋でしか外に出られない。そこの壁はATフィールドに守られている。そこから外に出ると使徒が来るという」と解説。