>>297
ゲンドウは偉そうにしながらミジメで
赤城親子を親子丼で食べながら抱きながらも、心はユイに一途
ユイが『ああ見えて可愛い所もあるのよ、あの人。』と話させる性格ですが

月面で冬月と6号機(旧劇の量産機の残された一体、世界を巻き戻す際に月面に戻された一体)と
生身で微笑むカヲルを見て、死海文書の外伝の存在を考えます

終わったはずの世界を
新劇場版として新たに描く脚本こそが…死海文書外伝にあたるのですがw
ある意味、メタ的な意味合いが込められていて面白いですよね

さらに一番重要な第一使徒アダム=カヲルを存在しないはずの第13使徒に堕とす
その上でカシウスの槍を持たない、ロンギヌスの槍を2本の状態で
シン化、神になる儀式を完遂出来ずに途中で中断されるように舞台を整え、仕込んでいます

仰るように、新劇のゲンドウの言動と行動は、今まで以上に何かを感じさせ…切れ味も一味違います

それ故にリリンの王とカヲルに言わしめる人物ですが
Qでは歳を取っているけど、キール議長と同じバイザーをしています
(アスカ、シンジ、マリ達のように人間をやめて、超えていて、目が光るのを隠す為?)
今回は、旧劇の逆行させて胎児化させたアダムではなく、ネブカドネザルの鍵が武器です

ネブカドネザルといえば、バビロニア、バビロン、TVシリーズでも名前の出たマルドゥク(マルドゥック)
ヨハネの黙示録に登場する大淫婦バビロン、マルドゥクの神像とEVAを形作る神話のパーツが見えてきます

そしてエヌマ・エリシュの中に、こういった記述が出てきます
『ティアマトはこれらの神々の説得に応じ、アプスーの死への復讐を企てた。ティアマトは力を強め、これらの神々も力を合わせた。
ティアマトは戦いに勝利するため、2番目の夫キングーに天命の書板を与えて最高神の地位に据え、さらに11の合成獣の軍団を創り出した。
最終的にマルドゥクがティアマトに勝利し、ティアマトの遺骸を用いて世界を形成する。』

キリストが選んだ弟子12人だけでなく
メソポタミア神話の原初の母が息子と11の合成獣の怪物の軍団で戦う
アニメにキリストや関連する神話を持ち込むのだけでも凄いのに
こんな所まで巻き込んで取り込む、話を膨らますのは…流石ですよね