>>605
逆に問おう

テレビ版を忘れてしまったのかね?
第一話で大人が全員シンジにきつい態度で無理やりエヴァに乗せようとしたのは?ミサトが速攻(秒単位)で手のひら返してシンジに乗れと言ったのは?
第二話でミサトが無自覚に「シンジを使徒を倒す道具」として見ていたのは?ゼーレがシンジのことなど考えず「おまえのガキに上手くやらせろ」と文句言っていたのは?
第三話でリツコやマヤがシンジのことを「処世術でエヴァに乗っているだけ」と話題にしていたのは?リツコとミサトがあいつ友達いねえな、と辛口で評価していたのは?ろくに戦闘の指示すら出来ないミサトは?
第四話でミサトがヒスってシンジに辛く当たったのは?あくまでシンジを道具として見るリツコは?
第五話でミサトとリツコが「シンジはまた乗るのか?」と不安をいだきながらもなにも、一切フォローしなかったのは?

エヴァ自体が序盤は「無能な大人や子供の事情を考えない自分勝手な大人」の物語だったよ。
もうテレビ版のことは忘れたのかね?あ、それと第八話は米軍じゃなくて国連軍な

なるほど確かに「団結」するシーンは中盤まではあったかもしれない
しかしそれは根底に「無能な大人」や「振り回される子どもたち」がぶつかりあってちょうどいい関係を築くことが出来る、すなわちはヤマアラシのジレンマのように
ちょうどいい関係を見つけて利害関係の一致で団結するという描写があるわけだ
が、まあしょせんは無能で身勝手な大人でしかないわけだから、それが瓦解するのも当然だよな

ちなみにこれはエヴァ全体のテーマとも言えるよ。特に人類補完計画はそれが顕著だね
ゲンドウはヤマアラシの針を取り除いてくっつこうとし
アスカはシンジだけが手に入らないならいらないと針を突き立てて遠ざかり
シンジは針で傷つき合いながらもベストの距離を保とうとする道を選ぶ