Qでは重要な第九の歓喜の歌、大合唱の部分が
鷺巣氏によって意図的に出ない特殊な構成、演出でした

物語の主軸、神への生贄、神の子羊、人類の代表シンジ
カヲル君との2人の世界には…アダムと2人の世界には、未来が無い

今までの平和や信頼、温もりの消えた世界
ミサトやアスカにもポカ波にも甘えられない…冷たく厳しく責め立てるヴンダーの人達の目
シンジの受難、苦難、苦悩、先の見えない重く苦しい
ヨハネの黙示録やハルメギドの終末期、世界の終わりの章がQでした

だから、歓喜の歌が賛美が、福音が、大合唱が無かったんです
つまりカヲル君が望んでも人類にとって幸せの無い結末です
『…ごめん。これは君の望む幸せではなかった。』のセリフの真意でもあると思います

シン・エヴァンゲリオンでは、ラストに…みんなが歌うかもしれませんね
各キャラクターの声優さん、エヴァンゲリオンの産声でもあったTVシリーズの高橋洋子
新劇のイメージソングの宇多田ヒカルのコラボも…もしかしたら有り得るかも

新たなアダムの新生、ゲンドウを主体に
第13号機、もしかしたらカヲル君も取り込む形で共に生まれる新世界へのアダム
新たなリリスの新生、ポカ波とユイを魂とし初号機を肉体とし生まれる新たなリリス

その融合、神話の世界から続く初めての男女、
初めての夫婦喧嘩、初めての別居、初めての離婚のような…アダムとリリスの別れ、対立が
ついに和解、理解し合う形で新たな人類の始祖として協力し合う形でのインパクト
EOEではリリス主体でしたが、今度は完璧で完全な儀式、ファイナルインパクト

今度は、ゲンドウが悪者にならず(少なくとも最後には)
みんながハッピーエンドで終えそうです
加持も生きてそうですし、ミサトとの嬉しそうな笑顔も見れそう

同級生たちも生きていた設定にするのか、
ガブリエル(カヲル君の象徴)がヨハネの黙示録で吹き鳴らすラッパで全ての死者は復活するので
EOEでパシャっと飛び散った逆Verで赤い大地、インフィニティのなり損ないから
生まれ出てくる可能性もあるかも