そしてその日の夜、シンジとアスカは、今日ふたりで調べて分かったことや決めたことなどをキョウコに話した。

キョウコ「・・・・うん。なるほどね。シンジくんが18歳になったら結婚する・・・かぁ。多分、アナタたちのことだからそう言い出すんじゃないかと思ってたけど、一般的には早すぎよ。
でも、ふたりが出した結論だから、認めるしかないわね。そのかわり絶対後悔しないって誓える?」
シンジ・アスカ「「はい!」」
キョウコ「そう。。。分かったわ。でも、結婚したからって成績を落としたりしちゃ、ダメよ。
それとね、アナタたちにとって、いま一番大事なことは、ちゃんと卒業して大学に入り、自分たちの決めた将来の夢を実現させるために努力することよ。
夫婦になるんだから子供を作っちゃイケないとは言わないけど、まずは、アナタたち自身が自分の足で地に立って歩けるようになりなさい。
子供ができたから幸せになれるんじゃないのよ、幸せな家庭があって子供ができるからもっと幸せになれるのよ。間違えないでね」
シンジ「はい。ボクもアスカも、そのつもりです。自分たちがやるべきことを見失わないようにしようって。そして何か失敗しても、結婚したことを言い訳にしないって誓い合いました」
アスカ「今日、ふたりで結婚式ってどうするのか調べたの。そうしたらアタシたちって、何も知らないことに気付かされたわ。それで情報誌やネットで検索して調べたんだけど、あまり参考にならなくて。。。
それでもふたりでいろいろ調べて、相談してた時、思ったの。これから先、いろんなことがあるけど、こうやってふたりで乗り切っていけばいいんだって。。。
今はまだヨチヨチ歩きだけど、シンジとなら、きっと自分たちの足で地に立って歩いて行ける気がする。だから、ママ。安心して」
キョウコ「安心してと言われても、保護者は、いつだってハラハラし通しよ。。。それじゃ、明日は早くに出かけるから、早く寝なさい。若いからって昨日みたいにソファに寝たら疲れるわよ。今日はちゃんとベッドで寝なさい、それぞれのっ!」
シンジ・アスカ「「は〜い。おやすみなさい」」