『大東建託の内幕』の出版を中止せよ――大東建託から版元に内容証明届く
 “訴訟ちらつかせて批判封じ”作戦も、逆効果か
http://www.mynewsjapan.com/reports/2435

MyNewsJapan連載を書籍化した『大東建託の内幕“アパート経営商法”の闇を追う』(同時代社)は、
ことし6月の出版後1週間で初刷1,500部を完売、以後増刷を重ね、12月現在で1万4,000部が全国に流通し、
この種のノンフィクション本としては大反響となった。筆者の元には、同書を読んだ顧客や社員・元社員らからの悲鳴が
連日届いており、新聞・テレビが長年黙殺してきた「大東建託商法」の問題の深刻さを雄弁に物語っている。
こうした状況のなか、2018年12月12日、大東建託から出版元・同時代社に内容証明郵便が送りつけられた。
出版は名誉毀損であるから、中止・回収し、今後発行しない旨の誓約書を出せ――というのだ。
同書を契機とした批判の高まりを無視できなくなり、名誉毀損訴訟による“恫喝”を企てているものと思われる。
むろん筆者も出版社も「出版中止要請」に応じるつもりはない。
不当な言論弾圧には断固として戦う決意を互いに確認し、「有事」を想定して警戒態勢に入った。
【Digest】
◇内容証明郵便とどく
◇「だまされた」と嘆く東北のオーナー 
◇農協の役員から紹介された
◇「手残り25万円と確かに説明した」
◇「10万円足らずしか残らない!」
◇「悔やみながら亡くなった父」
◇20年目に一括借り上げ打ち切り
◇「しっかり書いてください」