マイホームは何から構成されてるかといえば土地と建物であることは理解できるだろう。
5000万で買ったマイホームの土地建物が20年後30年後も5000万で売れたら
なんの損もないわけだ。
ところが実際はそうはいかない。
建物は年月が経つと傷んで劣化するし、ついには使用できないほどになる。
つまり「建物」を持ち続けるということは、言い換えれば金を失っていくということである。

それに対して土地はどうかと言うと、土地は腐ることがないので建物のように評価が劣化することはない
土地の相場は変動するが、上がればそれだけ利益になる。
需給などの要因に応じて上がったり下がったりはするだろうが、下がり続けゼロになることはない。

一方マンションはどうか?
建物の部屋部分と敷地権と呼ばれる土地の権利がついている。
土地の権利といっても、ほんのわずかな面積分だ。
たとえば100坪の土地にマンションが建っていて、
100戸あったとすれば一戸あたりの土地の権利は一坪のみである。
すなわち、マンションにはほとんど土地がついてないともいえる。
したがって、マンションはひたすら値打ちが下がり続ける不動産なのだ。
投機的にマンション価格が上昇することもあるが、投機家が転売を繰り返すだけである。

賢明な者ならわかると思うが、どう考えても戸建を買う方が失う金が少ないのである。
もし土地の価格が上昇すれば、儲かるチャンスがあるかもしれない。