>217 そうです。ゼロにはならない。小さいほうがよい。
ただ・・・馬場馬術的に優秀な、雄大な歩様の馬であれば、人間も勢いよく「打ち上げ」られてしまいます。
そういう馬は一歩に掛かる時間が大きく、沈み込みも柔らかなので、位相差が小さければ、スキージャンプのように「下り坂」に坐骨が着地できる、
だから、ふわふわと雲上をいくような、鞍上に人なし鞍下に馬なしといえるような、悦楽が味わえるわけです。
他方、カタカタ走る馬、ウェスタン馬なんかの場合は、震動数が多くてついていけないけど震幅も小さいので、波の上だけスキップしていく感じ。
難しいのは、反動が大きくて硬い馬ですな。

本当は、正しい正反動は、反動が後頭部を通る感じ、少し前傾なんです。
へそにひと皺、と遊佐先生は書いています。
でも今はこれを知るコーチもいないでしょうから、反動が鼻先を通る感じの軽く後傾も仕方なし・・・でもでも、腰には良くないですよ。
後傾すると背骨で体を支えられるから楽で、姿勢が決まって見え(て点数が出るからみんなそうして)るんですが、腰椎に来ます。
前傾は筋肉で支えることになり大変ですが、背骨には優しい。
日馬連は、最近珍しい、スポーツ障害に無理解な競技団体です。
電話番は「スポーツ障害? 障害飛越のことですか?」レベルだし、
詳しいひとに聞いても実績といえば大阪の国体でアンケート取ったことがある、というだけ。
イントラ資格取得に際しても、騎乗姿勢由来の障害予防は学ばない(事故予防はある)。団体としての取組はゼロというレベルです。
214さんがある程度頑張って乗るのなら、コーチと相談しつつ、前傾を探ることをお勧めします。
私はまだ40代ですが腰痛がひどく、L3〜L5が「年の割にひどいねえ」と専門医に言われる始末です。昔のこととて決めつけられませんが、10代の時の正反動が無関係とは思いません。
前傾していた戦前派と後傾の戦後派で、死ぬ直前まで乗っていたか、腰のせいで置いては乗らなくなったか、違うように感じています。