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ご神体の巨岩一部崩落「100年に1度あるかないかだ」熊野市・花窟神社
[2021年9月9日11時47分]

世界文化遺産に登録されている三重県熊野市の花窟(はなのいわや)神社で、
ご神体の巨岩(高さ約45メートル)の一部が崩れ落ちたことが9日、市教育委員会への取材で分かった。
約70〜120センチの岩3個が拝殿周辺に落ちていた。けが人はいなかった。

市教委などによると、8日午前6時半ごろ、拝殿の清掃に訪れた神社職員が、
元々あった拝殿の石が岩に押しつぶされているのを発見。
巨岩の高さ約20〜30メートルの部分に欠けたようなくぼみも見つかった。
9日朝にドローンで崩れ落ちた部分を撮影するなど調査している。

神社側は「原因は分からない。こんなことは100年に1度あるかないかだ」と話しているという。

来訪者には安全確保のため巨岩から数十メートル離れた社務所から参拝してもらう。
花窟神社は、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部。

(共同)

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ご神体の巨岩の一部(左手前)が落下した花窟神社の拝殿(市教委提供=共同)