http://www3.nhk.or.jp/news/html/20181107/k10011702121000.html
立冬なのに… 都内の公園でセミが鳴く
11月7日 18時07分

7日は二十四節気の1つ、立冬で、暦の上では冬の始まりですが、
東京都心では最高気温が20度となるなど、ここ数日、平年より気温の高い日が続き、
都内の公園ではセミの鳴き声が聞かれました。
東京都心では7日の最高気温が平年より2度高い20度まで上がり、
5日までの3日連続で最高気温が20度以上となりました。

こうした中、新宿区の新宿中央公園では、
紅葉で葉っぱが色づく中、セミの鳴き声が聞かれました。

新宿中央公園管理事務所の富田広施設運営係員は
「5年ほどここで仕事をしていますが、この時期にセミの声を聞くのは初めてです。
まさかという思いです」と話していました。

セミの生態に詳しい大阪市立自然史博物館の初宿成彦学芸員は
「11月以降にセミの鳴き声が聞こえるのは記憶になく、非常に珍しい。
セミは成虫になって地上に出てからの3日間程度気温が高いと、
鳴き始めることが知られていて、ここ数日、暖かい日が続いたため、
活動が活発になっている可能性がある」と指摘しています。