【特集】近畿財務局OBが激白 「無理筋の仕事」をさせられた現役職員たちの思い(MBSニュース)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180425-10000001-mbsnews-l27&;p=2
4/25(水) 14:01配信
中略

>「これを見てびっくりした。基本的にあんなことは書かない。公文書には書かないんです、特別に書いているんですね。
後のアリバイ作りというか、これだけ押し込まれて議員から何から言われて、本当に大変な思いをして処理してやっているんですよと。
『無理筋な仕事』をやらされたことが、将来オープンになったときにみんな書いているから東京(本省)も含めて、みんなわかっているじゃないですかと」(近畿財務局OBの男性)

そして、3月27日。国会で佐川宣寿前国税庁長官に対する証人喚問が行われました。
「官房や官邸からの指示もございませんで、本件は理財局の中で対応したということでございます」(佐川宣寿前国税庁長官)
「部下たちへ何かメッセージはありますか?」(公明党 竹内譲衆院議員)
「書き換えの有無に関わる話なので、その点も答弁を控えたい」(佐川宣寿前国税庁長官)

「部下にひと言」と促されても刑事訴追を理由に証言を拒否しました。
「反省とか公務員の矜持というのが示されるのではないかと思ってテレビを見ていたが、残念無念というか」(近畿財務局OBの男性)

■あいつが死んだのに誰も責任を取らない
今年3月、改ざんに関わったとされる近畿財務局の54歳の男性職員が自ら命を絶ちました。自宅にはメモが残されていたと言います。
『上からの指示で書き換えをさせられた』(メモより)

「2月から(男性は)見ている間に顔つきが変わってしまったと言う職員もいた。おかしな顔してコピーをしていたとか」(近畿財務局OBの男性)

男性職員は約3年前、近畿財務局の管財部に配属されました。当初は森友学園の担当ではありませんでしたが、決裁文書の作成が終わった直後の人事異動で森友学園の担当になりました。
その後、8億円の値引きが国会で大きな問題となり、直後の去年2月に本省の理財局から近畿財務局に決裁文書を改ざんするよう指示が出されたということです。
亡くなった男性は改ざんを命じられた職員の1人でした。

「本当に辛かったんだろうなと、周辺の子も泣いていた。現職の課長に声をかけたが『本当に言葉がない』って。訃報があればアナウンスをするが、それもなかったと。
葬儀に近畿財務局の有志で花束を贈ってくれた。財務局じゃなくて有志ですよ職員の。それを聞いたとき僕は泣きました。
当局はそんな冷たい、あいつが死んだのに誰も責任を取らない、あいつがどこで葬式をやっているか本当はみんなに言って、代表が(葬儀に)行って焼香の一つでもするけど、そんなのも何もない」(近畿財務局OBの男性)

大阪地検特捜部の任意の事情聴取を受けた佐川前長官。周辺には改ざんへの関与を認めているということですが、改ざんは一体何のために行われたのか、真相は明らかになるのでしょうか。