福島第一原発事故の写真「使ってほしくない」 高校の講演資料に修正要求 北海道経産局が北大助教の講師に(北海道ニュースUHB)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180405-00000006-hokkaibunv-hok

2017年、北海道・ニセコ高校で行われたエネルギー問題に関する講演の中で、北海道経済産業局が事前に
原子力発電の問題点に関する内容について変更を求めていたことが分かりました。

講演は2017年10月16日、自然エネルギーに詳しい北海道大学大学院の山形定助教が「ニセコでエネルギーと環境を考える」と題して行ったものです。
北海道経産局は、高校に対し山形さんが事前に送った講演資料の提出を求め、高校はメールで解答。
その後、経産局の八木雅浩資源エネルギー環境部長らが山形さんの研究室を訪れ、資料のうち福島第一原発事故の水素爆発の写真を掲載した部分について指摘しました。

北海道大学工学院 工学研究院 山形定助教:「この写真は使ってほしくない。この写真だけ出して原発が危険だというのは印象操作。
他の自然エネルギーでも、事故が起きますよね?と直接書き換えてとは言えない。忖度してということ」

担当者は、他の自然エネルギーも壊れることがあると指摘。
山形さんは写真を削除することはありませんでしたが、風力発電の施設が壊れた写真も追加することにしました。原発のコストについては他の資料も追加しました。

北海道経産局は「教育への介入ではない」「メリット、デメリットもあるので中立公正な内容を求めただけ」としています。