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桜島 5日以来 火山性地震が急増 爆発的噴火のおそれ 気象台
2017年08月08日 09時34分
鹿児島県の桜島では先週末以来、火山性地震が急増しており、鹿児島地方気象台では噴石の飛散や火砕流を伴う爆発的噴火が起こるおそれがあるとして警戒を呼びかけている。
桜島ではここへきて火山性地震が急増しており、今月4日には9回にとどまっていたものの、5日から7日午後3時までの3日間に発生した地震の回数は計140回にのぼっている。
地下のマグマや水蒸気の動きを示す火山性微動は観測されていないものの、鹿児島湾奥部に位置する姶良カルデラでは、地下深部への深いマグマの供給が続いており、今後も噴火活動が継続する可能性があるとしている。
このため鹿児島地方気象台は、南岳山頂火口と昭和火口では、爆発的噴火が発生し、火口から約2キロ範囲では、大きな噴石の飛散や、小規模な火砕流が発生する可能性があるとして警戒を呼びかけている。
また、風下側では火山灰とともに、風に流されて小さな噴石が降ることに加え、爆発的噴火に伴う空振によって窓ガラスが割れるおそれもあるとして、噴火警戒レベル3を発令している。
桜島が最近噴火したのは先月25日で、このときは噴煙が昭和火口の上空1400メートルに達した。