怪しい稲田血祭り報道 本来ならば即刻、内閣総辞職

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「そもそも、なぜ最初に日報を隠したのか。
自衛隊を派遣した南スーダンが戦闘状態にあることが国民に知られてはマズイからでしょう。
だから、日報に『戦闘』と記されていたことを国会で問われた稲田大臣も『戦闘ではなく武力衝突』と
詭弁を弄していた。戦闘地域と認めれば、自衛隊のPKO派遣が憲法違反になってしまうからです。
自衛隊の日報の隠蔽を首相も了承していたかは現時点で不明ですが、
世界中に自衛隊を派遣し、憲法違反の武力行使を既成事実化したいがために、PKO5原則もなし崩しにしてしまったのが安倍首相です。
そのために憲法9条も改正しようともくろんでいる。日報隠蔽問題の発端が、安倍政権のよこしまな思惑にあることは間違いありません。」


南スーダンでは大統領派と反政府勢力との間で大規模な銃撃戦が発生し、数百人が死亡するなど内戦状態が続いていたが、
それを『戦闘行為』と認めてしまうと、憲法違反になるので「武力衝突」と言い換えている。そう開き直ったのだ。

ジャーナリストの布施裕仁氏が日報の情報公開請求をしたのが昨年9月。ちょうど、前年に安保法の成立を強行した安倍政権が、
南スーダンPKO部隊に新任務の駆けつけ警護を付与するタイミングを探っていた頃だ。国会では、憲法との整合性なども含め、
その是非が議論されていた。安倍は「南スーダンは永田待ちよりは危険」とナメた答弁をし、「戦闘は起こっていない」などと
詭弁を弄し続けた。そして、昨年11月に駆けつけ警護が初めて付与された部隊が出発したのだ。

そういう時期に情報公開請求された日報が「不開示」にされ、後になって”発見”されたら、そこには「戦闘」の文字がハッキリと記載されていた。
これはもう犯罪的ではないか。
不都合な情報を隠蔽して新任務を付与し、戦争法の実績づくりを急いだとしか考えられない。
これだけで、本来ならば即刻、内閣総辞職ものだ。
それを稲田の「監督責任」にスリ変え、引責辞任などとというきれいごとでフタをさせるわけにはいかないのである。