ウェザーニュースを見るときに押さえておきたい用語7

【寒冷渦】

寒冷渦の南東象限は危険です。
寒冷渦は低気圧の一種ですが温帯低気圧と異なり前線を伴っていません。
温帯低気圧は最も一般的な低気圧で、暖気と寒気の境目に存在し、その温度差から運動エネルギーを得ることで発達します。
熱帯低気圧が発達した台風は暖気の中に存在し、多量の水蒸気からエネルギーを得て発達し
中心付近ほど温度が高いのに対して、寒冷渦は逆に中心付近ほど温度が低いです。
寒冷渦は上空の寒気が暖気側に張り出した部分に発生するため、中心の上空に非常に強い寒気があり、その周りを反時計回りに風が吹きます。
寒冷渦は上空に寒気があるため大気の状態が非常に不安定になるので急に積乱雲が発生します。
発達した積乱雲により急な激しい雨や落雷、突風、ひょうを降らせることもあり、時には大雪を降らせることもあるため注意が必要な低気圧です。
寒冷渦は寒冷低気圧とも呼ばれます。
「寒冷低気圧」は低気圧の温度構造に、「寒冷渦」は相対的に低温の空気が回転運動をしていることにそれぞれ着目した表現です。