ウェザーニュースを見るときに押さえておきたい用語20

【藤原の効果】

複数の台風が近くに存在すると、お互いに影響しあって複雑な動きをすることがあり、これは藤原の効果と言われています。
ただ、複数の台風が同時に存在しても常に藤原の効果が働くわけではなく、
台風の強さや大きさにもよりますが2つの台風の距離が約1000km以内になると影響しあうことがあると言われています。
また、台風の速度が速い時よりも遅い方が藤原の効果が働くことが多いとされています。
藤原の効果の動きには次のようなものがあります。
相寄り型:弱い方の台風がもう一方の強い台風に近づきながら衰弱していき、強い台風に取り込まれる
指向型:片方の台風が、もう一方の台風の周りを円を描くように移動する
追従型:先に進んだ台風の後を追うように、もう片方の台風が後を追うように進む
時間待ち型:東側の台風が北上するのを待っていて、西側の台風がそのあとに動き出す
同行型:2つの台風が並んでともに進んでいく
離反型:東側の台風は加速して北東方向へ進み、西側の台風は速度を落としながら西寄りに進むことで離れていく