【話題】 櫻井よしこ氏 「朝鮮人は半島に帰れと叫ぶネット右翼(ネトウヨ)たちは、歴史を学ぶべきだ」
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1344550518/

「朝鮮人は出て行け」と叫ぶネット右翼(ネトウヨ)たちは、日本が古来、「開かれた国」であったことをご存じか。
それこそが、「日本らしさ」である。ジャーナリストの櫻井よしこ氏は、ネトウヨは「歴史を学ぶべき」だと語る。

「ネット右翼」と呼ばれる人たちが、インターネットの掲示板で、あるいは実際のデモなどで存在感を高めています。
ネットを含む新しいコミュニケーションが大きな力を持つようになり、歴史上初めて、一人ひとりの意見が
その人の思惑を超えて、国を動かし、その国の政体までも変えてしまう強い力を持つ時代になりました。

しかし大きな力を持つがゆえ、そこに参加する人たちは自覚を持ち、賢明さを身につけなければなりません。
ネットの熱い議論に参加する一人ひとりの成熟度が、ネットの力が日本を良い方向に向けるのか、混乱に陥れるのかの分岐点になると思います。

ネット上の書き込みを見ると、「朝鮮人は半島に帰れ」といったものや、韓国人女優をCMに起用した会社に対し、
「ぶっつぶすぞ」というような排外的、過激な言葉が目立ちます。相手を誹謗中傷し、不満の捌け口にするような主張には
事態を改善する力もありませんし、未熟な言論と言わざるをえません。

そのような主張を展開する前に、まず大いに歴史を学び、事柄の全体像を見て、自身の言葉に説得力を与えるよう努力してほしいものです。

(略)
ほとんどの時代、日本は国を広く開き、海外の新しい文化や知識、技術、
制度などを取り入れて、自分たちの生活や文化をより良いものにしてきました。
(略)

完全に開きながらも、尚、しっかりと、日本であり続ける。日本の中心部分は驚くほど堅固に守っていくのが、
古来の日本のあり方です。従って、感情にまかせて単に「半島に帰れ」などと叫ぶとしたら、それは「愛国」でも「保守」でもありません。

偏狭なナショナリズムや国粋主義に陥れば、必ず国際社会で孤立し、道を誤ります。
ネット右翼と呼ばれる人たちには、決してそのような過ちを犯してほしくありません。
http://www.news-postseven.com/archives/20120810_136649.html